本日のオオアネはトカ直ボコ重車で12分21秒。
大宮操で加速しなければいけないのに加速をしない。発車して1分も経っていないのに20秒遅れている。これはもしやと思ったら東横インを過ぎてからかっ飛ばしてくれた!ロイホの手前なのにこの速度で大丈夫かと思われる速度でさいたま新都心を絶対可憐に駆け抜け、軽いジョイント音と激しい振動で我々を魅了した。ただ、与野を出たあとの加速がない。もちろんラオックスカーブでみせてくれた。北与野20秒遅れを、後半が長い上りにもかかわらず浦和で基準に戻したときのモーター音は燃えの真骨頂であった。
しかし、赤羽停車まで基準と誤差2秒程度のマニュアル運転が始まった。毎回基準とは程遠い運転でヒヤヒヤしたこともあったが、時刻表通り12分〜13分の間に収まるのはやはりすごいことであり、鉄道の運転手が「職人」と称されるに相応しいことを毎回実感している。しかし、基準というのはもちろん私が勝手に作った目安でしかないし、公開もしていない。だが、本当に浦和から基準のとおり、赤羽まで走り切ったあまりのシンクロ率と、浦和までのアクロバティックな運転に興奮せざるを得なかった。
この運転手は、私の心を見透かすことのできる魔術師なのだろうか。